非光学的視覚補助具の選定

POINT

眼科のロービジョン外来では、レンズやフィルター以外にも様々な道具の紹介をしています。

たとえば、デジタル技術で見たい物の見た目を明るく、大きく、はっきり、くっきりとすることができます。

眼科以外にもそういうものを展示しているところがあります。

必ずしも高価なものを選ばなくても安価な代替品ですむ場合もあります。

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拡大読書器はものを大きく拡大して見るための器械です。大きな据置型と小さな携帯型があります。拡大率を変えることができ、コントラストを強調することもできます。また、白黒反転機能があります。目の状態によっては、白地に黒の文字よりも黒地に白や黄色の文字の方が見やすい場合があります。機種によっては様々な配色を試すことができます。身障手帳を持っている方は、日常生活用具としての給付を受けることができます。

ロービジョン者や高齢者などにも読みやすいように、文字の大きさや行間等を調整し、大きな活字で組み直した本のことです。大活字図書、大活字版ともいいます。大活字本では、通常のポイント数よりも大きい、見やすい書体が採用されています。そのため、通常1冊の本を数冊に分けて出版されることが一般的です。また、黒地に白文字で印刷された本もあります。

黒い紙やプラスチックシートに、行幅くらいの細長い窓を一つまたは数個空けたものです。その窓に文字を入れて、読んだり書いたりします。すると、前後の行が隠れ、読みやすくなります。書く時には、記入枠に窓を合わせることで、はみ出したり曲がったりせず、重ね書きを防ぐことができます。また、紙面の反射を防ぐ効果もあります。便箋や封筒用にデザインされたものが、視覚障害者用グッズの販売店にありますが、黒画用紙などで自作もできます。

あるときは見えたのに、あるときはよく見えないという場合があります。それはしばしば照明が原因で起ります。何か作業をする時には、部屋が暗くないか、作業スペースが影になっていないかを確認しましょう。自分の頭の影になって暗くなっていることもあります。手元だけを照らす照明があると、作業がはかどるでしょう。逆に明るすぎると、まぶしくなる場合もあるので、自分の見やすい明るさに調整することが大切です。

まぶしさを強く感じる人は、白い紙に文字を書くときにも、紙がまぶしく、よく見えないと感じることがあります。そんなとき、サングラスや遮光眼鏡でまぶしさを防ぐという方法もありますが、黒地のノートに白いペンで書くと、見やすくなることがあります。白いペンや黒い画用紙は文房具店に、黒地のノートは、視覚障害者用グッズの販売店にあります。ちょっとしたメモでも、このような工夫で見やすくなることがあります。

一般向けの製品で、障害者にも使いやすいものを意味する語です。当事者や支援者の間では、見えない・見えにくい人のための便利グッズとして、視覚障害者にも使いやすい家庭用品や文房具などが、収集・紹介されてきました。糸通しや多機能財布、計量機能付き調味料入れ、爪やすりなど様々なものがあります。点字図書館や当事者団体施設のホームページに紹介されています。「便利グッズ」は、「ユニバーサルデザイン(UD)」の先駆けともいえます。

視覚障害者用に作られた商品は、高価だったり近くに販売店がなくてなかなか買えません。ホームセンターや100円ショップなどでも、代わりになるものを見つけることができます。例えば、突起シールは滑り止めシールが代わりになりますし、老眼鏡や拡大鏡も度数が合えば使えます。専用に作られた物より質が劣るかもしれませんが、役立つこともあります。輪ゴムや洗濯バサミは、物を区別する印を付ける場合などに役立ちます。身近なところから役立つものを探してみましょう。

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