パソコン(IT機器)活用

POINT

視覚障害者向けのパソコンの設定があります。

視機能に合わせて文字を拡大できます。

黒地に白い文字の方が見やすいことがあります。

白黒以外に背景と文字色を変えることができます。

音声出力でパソコンが使えるようになります。

施設やパソコンサークルで習うことができます。

クリックすると説明文が表示されます。

Windowsでは、「Win」「;」で拡大鏡が出ます。インターネット画面の拡大は、「Ctrl」「+」を、小さくするには「Ctrl」「-」を一緒に押します。Macでは、「Command」「+」で拡大、「Command」「-」で縮小します。それ以外にもコントロールパネルやシステム環境設定でもとの大きさを調整することができます。

Windows10では「ctrl」「alt」「i」でカラー反転します。また、「拡大鏡」のオプションにも「色を反転させる機能」があります。Macでは、システム環境設定のアクセシビリティのディスプレイで「カラーを反転」することができます。単に「Option」「Command」「control」「8」の4つのキーを同時に押しても反転します。

パソコン画面上のテキストやグラフィックスを拡大表示するソフトで、高倍率ズーム、反転等の表示色調整、マウスポインタやカーソルの強調表示、文字のスムージング等の機能を備えています。拡大表示部分は、紙面上をルーペでスキャンしているようにマウスやカーソルの動きに追従します。Windows搭載の拡大鏡(無料)とZoomText(有料)が広く使われています。無料ソフトで不十分な場合には、高機能の有料ソフトを検討するのがよいでしょう。画面読み上げソフトを併用すると、入力した文字やマウスでポイントしたアイコン等を音声でも確認できます。

画面の情報を音声で読み上げるためのソフトです。画面にあるボタン、メニュー、テキストデータなどの情報を音声に変換し、メール、インターネット、ビジネス用ソフトで作成されたファイル、PDFファイルなどを音声で読み上げることができるものがあります。さらにはその変換した情報を点字ピンディスプレイに表示できるものもあります。WindowsもMacも最新版では標準機能に文字読み上げ機能がありますが、専用ソフトの方が使い勝手がよいです。

通常のパソコンに画面読み上げソフトを組み込んだパソコンのことです。読み上げソフトは、画面に表示されるテキスト、メニュー、アイコンやボタンなどのほか、キー入力した文字も合成音声で読み上げてくれます。また、基本ソフトや主要ソフトには、マウス操作に代わるショートカットキーが用意されていますので、画面が見えない全盲者も、キーボード操作だけで、ワープロ、表計算、メール、ブラウザなどの晴眼者と同じソフトが利用できます。

ウェブサイト上の情報を解析し、合成音声で読み上げるためのパソコンソフトです。1997年に日本IBMが発売した「ホームページリーダー(2012年販売終了)」が、世界初の音声ブラウザです。この音声化機能は、画面読み上げソフトに組み込まれています。現在、これによりInternet Explorer等の汎用ブラウザが、マウスを使わずキーボード操作だけで利用できるようになっています。また、高知システム開発は、自社の画面読み上げソフトPC-Talkerと相性のよい専用ブラウザソフト「ネットリーダー」を別途販売しています。

電子書籍の多くには、テキストデータが埋め込まれていて、パソコンや電子ブック等の専用の機器により合成音声で読み上げることができます。この機能を用いることにより視覚に障害がある人も電子書籍を利用することができ、点字や録音の完成を待たず、出版と同時に読める利点があります。視覚障害者用の配慮がされている機器やソフト、コンテンツが少ないこと、電子図書の形式が多様であることなどの課題もあります。

視覚障害者にも読書に親しんでもらうため、書籍を肉声で読みあげたものを収録したもので、テープ図書やデイジー(DAISY)図書があります。これらは、点字図書館等で無料で借りることができます。これらの再生に必要な機器は、日常生活用具の給付対象に該当することがあります。

Digital Accessible Information Systemの略です。視覚障害者はじめ普通の印刷物を読むことが困難な人々のためのデジタル録音図書の国際標準規格です。専用の編集ツールを使ってデジタル図書を作ることができ、再生は専用機やパソコン等で行います。一枚のCDに50時間以上の収録が可能となっており、目次から読みたい章や節、任意のページに飛ぶこともできます。

電話機能の付いた携帯端末です。タッチパネルによる操作で、様々なアプリを利用して調べものなどにも使用できます。音声で操作したり、文字を拡大すれば、視覚障害者が生活するうえで必要な情報を得ることができます。ソーシャルネットワーキングサービスやメールを利用して、社会参加が可能になってきています。

音声をAIで認識するスマートスピーカーは、一般の機器として販売されていますが、視覚に障害のある方にとても便利に使える道具です。スマートフォンやパソコンを使い慣れない方でも、しゃべりかけることで、インターネット上の情報に容易にアクセスすることができます。「今何時」と尋ねると時刻を音声で答えます。料理や作業で手が離せない時でもタイマー・アラームの設定や天気予報を聞くことも、好きな音楽やラジオをつけて聞くこともできます。

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