点字

POINT

視力が低下して一般文字(墨字)が読めなくても、点字を使えるようになれば読み書きができます。

点字習得には本人の意欲と適切な支援が必要です。

点字図書館などの障害者支援施設で点字を学ぶことができます。

クリックすると説明文が表示されます。

1825年にルイ・ブライユが発明した触覚で読める文字のことです。6つの点の組合せで50音、数字、アルファベット、記号などを表現します。点字は触覚を使うため、読めるようになるには時間が必要ですが、幼児でも習得でき、点字で教育を受けている小学生もいます。点字は、点字盤や点字タイプライターで書くことができます。書籍だけでなく、エレベーターの表示など社会に浸透しています。

日本盲人社会福祉施設協議会が資格試験を行っています。この資格を持っている人は、ルールに厳密に則った点字資料を作ることができると認められています。この資格は、点字専門家の技能を高め、点字の普及と質の向上を図り、視覚障害者に的確な情報を提供することを目的として作られました。ただ、点字を教える先生が皆この資格を持っているというわけではありません。また、視覚に障害をもつ人が取得するべき資格というものでもありません。

点字図書館は、法令上は、視聴覚障害者情報提供施設と呼ばれています。実際は、視覚障害者情報文化センターなどの様々な名称で呼ばれています。点字刊行物、視覚障害者用の録音物などを製作し、視覚障害者に届けています。また、点訳・音訳を行う者を養成しています。さらに、視覚障害者用グッズの販売、生活訓練、相談業務などを行っているところもあります。

視覚障害児用に点字・点図で表された教科書です。小学校と中学校では国語・社会・算数(数学)・理科・外国語(英語)の5教科が、文部科学省が作成した著作教科書として出版されています。これらは、原典となる教科書を選定して点訳したものです。これら以外の教科や高等学校の教科書については、点字出版社等から出版されています。これらは無償で配布されます。

視覚障害者のために点字や触図で記述された図書のことです。全国の点字図書館から郵送などで借りることができます。点字は、仮名表記であり、厚手の紙を使い、凹凸があるため、ページ数が増え、多くの場合何冊かに分けて製本されます。最近では、点字用のデータを点字ディスプレイで読んだり、合成音声で聞くこともできます。

1992年から2006年までに行われていた点字図書が墨字の本の価格で購入できるという制度のことです。現在は、点字図書の購入に対する公費助成は日常生活用具給付等事業に位置づけられ、障害者総合支援法に基づく地域生活支援事業として、実施主体の市町村の判断により決定されるようになっています。市町村によっては、拡大図書も対象となります。

通常は、点字器と点字用紙を用いて点字を書きます。点字器は、点字盤と呼ばれる板と定規および点筆からなります。B5版より一回り大きい点字用紙いっぱいに点字を打てる標準点字盤のほかにも、簡単なメモや点字のシールを作るための小型点字器などがあります。標準点字盤の価格は比較的高価ですが、視覚障害の身障手帳があれば、日常生活用具としての補助が受けられます。用紙等も点字図書館などの点字器を扱っている所で買えます。

点字を書き表すための器具です。点字を構成する6点に対応したレバーがあり、それらを同時に押すことで一つの点字が打ち出されます。そのため、一点ずつ打つ点字器に比べ効率よく文章を書くことができます。パーキンスブレイラーという装置が広く普及しています。アポロブレイラー、ライトブレイラー、テラタイプなどが国産製品としてありましたが、今はあまり使われていません。

本来は、PCに繋いで、ピンの上下駆動で点字文字列を出力する装置のことです。今は、点字タイプライターと同様の6点キーの入力部、表示点字文字列のスクロールキー、表示点字文字列内でのカーソル移動キーやデリートキーなどを伴い、単体で携帯情報端末として機能する装置になっています。本装置は、日常生活用具として認められている自治体もあります。音声情報の利用が困難な盲聾者にとっては、本装置はとくに有用な情報機器となっています。

点字を書き表すための道具の一つです。標準点字器と簡易点字器の二種類があります。標準点字器は、点字板、点字定規、点筆で構成され、点字板に点字定規を固定して紙をはさみ、点筆で点を打ちます。片面32マス18行が一般的です。簡易点字器は2枚の板で構成され、上板には点字の一文字単位の枠があり、下板にはその枠の中に6つの凹点がつけられています。4行書き、6行書き、12行書きなどがあります。

墨字に比べ、触覚の特性に加え表音文字体系のため、読速度には制約が生じます。点字の習得程度を知るための指標としても利用されます。より若い時期から習得することで効率良く読めるようになります。200音節/分の読速度であっても、大学入試を試験時間1.5倍の配慮を活用して突破した人もいます。

点字を複製する目的で開発された装置です。アメリカで開発された。ヒーターとコンプレッサーで構成されています。半立体の原版の上に専用のプラスティックシートを被せてヒーターで加熱し、シートを軟化させた後にコンプレッサーで下から空気を抜くと原版とシートが密着し、原版と同じ形状の凸教材を複製することができます。地図など複雑な立体形状を求められる触覚教材の作成に利用されています。

点字毎日は、毎日新聞社が発行する点字による週刊新聞です。略称は『点毎(てんまい)』。点字版と活字版が刊行されています。普通の新聞の点字版ということではなく、視覚障害者の福祉、教育、文化の向上に寄与するとともに、社会とつなぐ懸け橋としての役割を担うことを編集理念として掲げています。多くの視覚障害の読者に親しまれ、100年近くにわたって点字新聞を発行し続けている新聞社は、世界的にも他に例がありません。

点字図書やデイジー図書などの著作権フリーの根拠となる条約です。視覚障害者や印刷物の判読に障害のある人が書籍を利用する機会を促進するために2016年6月に20カ国が批准し発行されました。日本も2018年10月に批准しました。

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